スロベニアのイドリアへの旅


去年の今ごろはまさかスロベニアに行く事になるとは考えてもいませんでした。
全く「縁」とは不思議なものです!


毎年2月には「雪」降ってここスイスのチューリッヒの飛行場が閉鎖されることがあるので、今回の旅行も余裕を持って計画を立てました

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2月19日(月)

スイス航空5450便:12:45チューリッヒ発
定刻通りに出発、機内からは昨日行ったSaentisの山も見えた。
とにかく、素晴らしい景色!の山々…まるで、白銀の山の絨毯の上を飛んでいるような感じ!

定刻通りLjubljanaのBrnikに13:25着
本当に可愛い飛行場で、飛行機から降りると歩いてターミナルへ入る。
ちょっぴりパスポート検査で並んで、出た所は荷物を受け取るターンテーブル。
荷物がないのでそのまま出口へと。

さて、行動開始!
手始めに「両替」と思って銀行をさがしたが、見つからず…あったのは「自動両替機」だけ!
果たして、入れてもお金が出てくるかどうか?
こわごわ入れて見ると出てきたぁ〜!~\(^-^)/バンザーイ./( )\モヒトツ\(^o^)/バンザーイ
100DM→10737SIT(手数料が377SIT)
後でわかった事だが、町の銀行で両替した方がずっと得だし手数料も取られない。


さて、両替が出来てたので、今度は町へくバスを探す…
探せども探せども見つからず…出発ホールの案内所へ行って聞いてみると…「向こう!」とのこと
きょろきょろと探している
間にバスが入って来て、私達の方へ手を振っている。
そのバスへ行ってみると、どうやらLJU(Ljubljanaの省略)へ行くと言う。
バスの入り口で切符が買え、右側にあるのが「切符」で駅まで600SIT
これから出てくるスロベニアの通貨は
Tolat(SIT)トラ−ル、補助単位はStotinだが殆ど使わないほど価値が低い。
1SIT=0.46円
ここの国の人は自分の国の通貨の価値が下がるので、「ドイツマルク」で持っていって支払いをすると
歓迎される。銀行に貯金する代わりにDMを貯めている。
大雑把に1DM(ドイツマルク)が100SITと考えると簡単だ。

乗ったバスは路線バスらしくのどかな田んぼ道を約40分かけてLJUの中央駅に着く。
街中はかなり高層ビルも建ち近代的だ。
駅に併設されてハンバーガーショップもある。

駅前はバスの発着所でわかりやすくバスの前に大きな看板が出ていて行く先が書いてある。
Idrija行きのバスはと探すと「13番」から…来ていたバスに行ってみると、運転手の人は英語が出来る(助かった!)、出発は約15分後とか…

そこで。迎えに来てくれる友達に電話をすべく、公衆電話を探すがどれも、「テレフォンカード」だけの使用!
さて、どこで買えば良いのやら?
運転手に聞くとPostで帰るとの話し、で、そのPostは駅の隣にあるからと言われて、急ぐで買いに行く。
窓口で一番安いカード700SITを買ってかけてみると、どうした訳か繋がらない???
スロベニアのテレフォンカードは金色の所のシールを剥がさないと使えないんです。(田舎者の私!^_^;) 
さて、剥がして入れると、今度は繋がった!うわぁ〜!良かったぁ〜、これで、一安心だ。
~\(^-^)/バンザーイ./( )\モヒトツ\(^o^)/バンザーイ
友達は、Idrijaのバス停で待っていてくれるとの事!
バスの中で切符「1090SIT」を買って乗る。
15:15発→16:30着
高原道路をくねくね登ったり下りたり、普段は車に強い私もさすがに「マイッタ!」
Idrijaに着いて友達の顔を見たときは「乗り物酔い」で顔が真っ白!
でも、やっと、Ivankaに会えた。弟さんのSimonの車で一緒に迎えに来てくれた。
荷物を車に置いて身軽になる。

お店が閉る前に買い物をするためと、乗り物酔いを覚ますために散歩をする。
喉が乾いたので何か飲もうということになったが、ここではお茶を飲む喫茶店は無く、「Bar」で飲むらしい。ところがここは、どうも「男世界」らしく?、どこも男性ばかりで煙草女性はいなく、どこもタバコの煙でもうもうとしている。
とにかく、ものすごい煙がもうもうとしていていられたものじゃない!

やっと見つけた所でコーヒーとミネラルウォーターを頼むと、ちょっともめた。
原因はどうもここでは、大きいカップのコーヒーは特注のようでしばらくIvankaと店主のやりとりがあって、持ってきてくれた。
後でわかった事だが、普通はエスプレッソ(イタリアのような小さなお口汚しのコーヒー)かトルココーヒーを飲んでいるとのこと。一杯200SIT

お店が閉まる前に目的のIdrijaレースの材料を買いに行く!
買った物は枕のようなクッション、糸、パターン等

乗り物酔いも治ってきたので目的地のIvankaの生家のあるSebreljeへ!
(約28km離れたころの村が私達の最終目的地であり今夜から停まる所だ。)
夕食は簡単に食べて、スロベニア産の白ワインで再会と無事到着したことを「乾杯!」(ジュビオ〜!スロベニア語で乾杯、(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^ー^*)ニ(*^ー^*)チ(*^O^*)ワーー! 、何の時でも気軽に使われる言葉)
白ワインは甘くて美味しくて、酔わなくて〜〜〜(本当かな?)、休暇中ずぅ〜〜っと、お供してくれた。(笑)
食後は早速、レースの「試し織り!」をする事に。
先生はIvankaの一番上のお姉さんのSilva(休暇中、ずぅ〜っと、根気強く教えてくれた。)



2月20日(火)

「朝ごはん」のセティングはIvankaがしておいてくれた。
んん〜〜〜、良い香りのコーヒーとパン

今日は車の都合がついたのでIdrijaに義理の妹さんと行く事になった。
(昨夜、聞いた話しでは、殆どの家庭に車があるので、小さなこの村では「タクシー」は使わないという、かといってバスは一日3本!だけ。
Idrijaで昨日買い忘れたレースの材料を買い足し、ブルーベリーの乾燥したものを買い(お茶にして飲む、下痢のときに効くとここスロベニアでは言われているが日本では「目」に良いとか?)、青空マーケット
で「トラ豆」を買う(1kg:¥120.−)



左はIdrijaのレース学校
右は今回行けなかった博物館




お昼は女ばかりでレストランへ
お昼の定食は750SIT
私達はスープ(コンソメに細いパスタの入った物)、サラダ食、コーヒー トしっかり。≠( ̄〜 ̄ )モグモグモグモグモグ
右にあるのはすでにお肉を2枚?食べてしまってから写した
もので、本当に「量」ガ多い!
付け合せは私のお気に入りの「ジュリクロフィ」!
パスタにジャガイモのコロッケの種が入ったようなもの?
ちょっと、餃子のような、ラビオリのような?物
食事は4人で5830SIT


  

レストランの壁にあったIdrijaのシンボルもレースで出来ている。








レストランのカーテン





夜はお姉さんの所で村のレースを織る女性達を
招待して、軽食を食べるとの事…
お土産に持って行く白ワインをスーパーで買う

どうも、この村の女性達はお酒がお好きなようだ。(笑)

持ってきてくれた作品の数々。

飲んで、食べて、おしゃべりして、織って
それは,それは楽しい夕べでした!
そして、帰り道に満天の星空を見ることが出来ました。
こんなにお星様の近くにいると感じた事は生まれて初めてでした。

アンジェラととてもひょうきんな御主人
彼女も織るがクッションは御主人との合作
電動糸巻きは御主人の作とのこと

先生のSilvaと
きれい差作品を作る
村の人
持っているのは彼女の作品



2月21日(水)

午前中は真面目にレースの勉強!
昨夜来ていたおばあさんの御主人がボビンを作っているというので買に行くことにする。
良いお天気なので、なだらかな丘を歩いて行く。(何だか、どんどん時間が昔に戻っていくような感じだ…)

この女性は村でも先生格らしく、尊敬されている。
行くとまずはリキュールをすすめられる。ここでは、自家製の洋ナシのお酒。(美味しいお酒でお土産にもらってしまう!)
これが、どう言うわけかまるで、酔わない!
そして、トルココーヒーをすすめられる。
今朝作ったとか言う、「自家製の春祭りのお菓子」を御馳走になる。
ところが、これが美味しくてやめられず、お土産にまでもらっていく事になる!



テーブルの上に乗っているのがお祭りのお菓子

左側にあるのが可愛い糸巻きのミニチュア。
何気なく使っている素晴らしい作品!
んん〜〜、いつになれば作れることか?



ボビンを作っているフランツと素晴らしいレースを織る村でも先生格の奥さん。
毎年行われる8月下旬のIdrijaのレース祭りにも参加するとか…




2月22日(木)

今回の目的でもあった「花の中心の作り方」を習いにIvankaとVeronikaの所へ行く。
このIvankaは村でも評判の「きれいにレースを織る人」との事…
何の前触れもなしに行って、呼び鈴も押さずに、「いるかしらぁ〜?」と言って家の中似…
ここでも、織っている織っている…
挨拶もそこそこに、トルココーヒーで歓迎される!
ついに、念願の「花の作り方」を習う事が出来た!
二人のIvankaとVeronika




2月23日(金)

ラッキー\(^^\)(/^^)/チャチャチャにも弟さんが仕事前に飛行場まで送って行ってくれることになったので朝寝坊が出来た。
09:30出発!
飛行場には12:00少し前に着いた。
チェックインまでに時間があったので、お昼を食べる事にする。
小さいがこぎれいなレストランでセルフサービスとサービスの両方あった。
私達はセルフサービスでお魚、ご飯、野菜の付け合せ、ブルーベリージュースヲ食べる事にした。1410SIT

飛行機の出発が30分ほど遅れたが無事にチューリッヒへ着いた。

少々カルチャーショックというか昔に戻った感じもありましたが、本当に会った人毎に歓迎をされ、笑って、飲んで、食べて、レースを織っていた、とても楽しい時間を過ごす事が出来た毎日でした。

これも、友達のIvankaのおかげだと思っています!

最後に、長い事読んで下さった皆様本当にありがとうございました。